睡眠中にビクッ!となる現象

2016年9月2日金曜日

睡眠中にビクッ!となる現象

睡眠中に「ビクッ!」となって起きる時があります。

あれには「ジャーキング(hypnagogic jerk)」という名前がついています。

どんなときに起るのか、どうすれば直せるのかが気になりますね。





このジャーキングという現象は、不随意筋の痙攣により起り、睡眠状態移行する時に発生します。

学校や家などでウトウトした時に、ガタッと机を蹴って起きたり、落下する夢を見て起きたりすることがあります。

あれがまさにジャーキングを起こした状態です。


なぜ起るのか?

ジャーキングはなぜ起るのかについてはまだ良くわかっていないようです。

ある説によれば、睡眠時に脳と脊髄が眠ろうとしている時に筋肉が弛緩するので、この筋肉の弛緩を落下している時の状態と脳が誤って判断するために起るといいます。

たしかにジャーキングを起こした人は、たいていものすごいびっくりした状態で起き上がりますし、みなさんも落下しかけて起きたり、何かを蹴飛ばして起きたりした経験があると思います。

このジャーキング現象は体が疲れていたり、ストレスを感じていたりすると起きやすくなります。ほかには、快適ではない寝方をしている時や、寝ている時に近くで話しかけられたり、大きな物音がしたりすると起きます。


改善方法

ジャーキングを改善する方法は次のようなものがあるようです。

  • ストレスをためすぎない
  • リラックスする方法や時間を見つける
  • 睡眠不足にならないよう適度な睡眠時間を確保する
  • 食生活を正しくする
  • 運動を行う
  • アロマテラピーやストレッチなどを行う

要するにリラックスして眠れるようにすればいいでしょう。

ひどい場合は?

快適に寝ている場合でもこのジャーキングが頻繁に起こったり、症状が強い場合には病気の可能性もあるようです。

「周期性四肢運動障害」といい、この場合、睡眠中に指先がけいれんしたり、肘を素早く曲げ伸ばしするような動き、膝でものを蹴るような動きが出るようです。

どうしても改善せず、睡眠不足に悩まされるくらいひどい場合には、医者に掛かるのもいいかもしれません。











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