グーグルChromeが重いときの対処法

2017年5月3日水曜日

グーグルChromeが重いときの対処法

グーグルChromeが重いときの対処法を書いてみます。





「Chrome 重い」と検索しても、パソコンを買い替えましょう的な内容がかかれているページが多いですね。

それができればみんな真っ先にやってるんですけど、それ以外の方法を探しているのでまったく役に立ちません。

ここでは、パソコンを買い換えずに重くなったChromeを少しでも軽くする方法を紹介します。



1.キャッシュクリア

何はともあれキャッシュクリアです。

Chromeの速さはこのキャッシュにあり、キャッシュをどんどん溜め込むのがChromeなのです。


キャッシュを削除するには、Chromeの設定メニューを開き、画面の一番下にある「詳細設定を表示…」をクリック。

今度は画面の一番上の「プライバシー」という欄の「閲覧履歴データの消去…」を選びます。

すると次のような画面が開きます。





「期間」は「すべて」を選びましょう。

※訪れたページ履歴を元に候補を表示する拡張機能などを使用している場合は、まっさらになりますのでご注意ください。


消去対象は、上記の通り閲覧履歴、ダウンロード履歴、キャッシュされた画像とファイル、ホストされているアプリデータがいいと思われます。

クッキーを消すとWebメールで再度ログインが必要になるなどいろいろ面倒なことが起きる可能性もあるので、それが理解できている方のみ消すようにしましょう。

最後のメディアライセンスについては、有料動画サイトなどのライセンスデータが消える可能性があるため、チェックしないようにしましょう。


画面のパソコンではキャッシュを頻繁に消しているため、「キャッシュされた画像とファイル」が22.0MBとなっています。これが100MB程度ならカワイイものですが、溜め込んでる方の場合数GBに達することもあるようです。そうなれば重くなるはずですね。

消去した後はついでにChromeを再起動しておきましょう。

もちろん消去すると、閲覧履歴を参照することができなくなりますが、それで困ることはほぼないと思いますし、逆にプライバシー保護のためには定期的に消去した方がいいでしょう。


なおこの消去画面は「Ctrl+Shift+DEL」キーで一発呼び出しが可能です。また前回削除時の設定がそのまま残ってますので、2度目以後は画面を呼び出して「閲覧履歴データを消去する」をクリックするだけの簡単な手順になります。

一日または1週間の終りにはキャッシュを消すように習慣づけるといいでしょう。



2.その他の設定

ついでにその他の設定も行いましょう。

同じプライバシー設定項目ですが、次のようなチェック状態にしてみましょう。



それ以外のスペルミスや統計データ送信などは重くなるだけなので全部外します。

「予測サービスを使用してページをより迅速に読み込む」などは早くなりそうな印象を持ちますが、余計なアクセスを増やすだけなのでパソコンにとっては負荷となります。

ここでは2つチェックが付いていますが、もし問題なければ一番上の「ウェブサービスを使用してナビゲーションエラーの解決を支援する」(これは404エラーの際に候補ページを表示する機能)も外していいかと思います。



3.不要な拡張機能を削除する

拡張機能にいろいろはいっている場合、多くのページ閲覧で影響が出てきます。

もう一度見直してみて、そういえば最近使ってないという拡張機能をとりあえず無効にしてみましょう。


Chromeの設定メニューを開き、画面左端のメニューから「拡張機能」を選びます。

毎日使うものではない拡張機能については、チェックマークをクリックして無効状態へと変えてみましょう。

10個以上登録しているような場合、これだけでもかなり軽くなってくると思います。


また無効にしてみて1週間ほど使って特に支障がなければ、いっその事その拡張機能の削除も検討してみましょう。



4.新規プロファイルで起動してみる

Chromeなど最近のブラウザは「プロファイル」というもので設定を管理しています。このプロファイルを切り替えることで、早くなる可能性があります。

Windows7では以下のコマンドを使用することで、Chromeを新規プロファイルで起動することができます。

"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --no-default-browser-check --user-data-dir="%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\new"

当然ですが、新規プロファイルなのでブックマークも拡張機能も一切入ってません。

これで起動してみるのは、あくまで今のパソコン環境で初期状態のChromeがどれくらいの速度なのかを検証するためです。

これで普段使っているページ(例えばヤフートップページや、テレビ各局のサイトなど)を表示してみて、普段とどれくらい速度が違うのかを体験してみましょう。

なお上のコマンドを使わずに、今まで通りChromeのアイコンをクリックすれば今まで通りのブックマークなどが残った状態の環境で起動できるので、元の環境のほうがいい場合はこちらを使うようにしましょう。



5.不要ファイルを削除する(高度)

※この項目はファイルを削除してしまうため、ミスをすると取り返しの付かないことになる可能性があります。パソコンに詳しくない方は実行しないようにしてください。

※また削除するのが不安な場合は、「%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data」をまるごとコピーしておくという手もあります。

スタートメニューを開いて「%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data\Default\Storage」を開くと、膨大なファイルが溜まっていることがあります。

もしあまりに多い場合は、一度これを全部削除してしまってもいいでしょう。言うまでもありませんが、これらのファイルを触る前には、Chromeを終了しておきましょう。

どうもこのフォルダにはHTML5 File APIを使用してダウンロードしてきたデータが格納されるようで、特にブラウザゲームなどをプレイしていると驚くほど大量のデータが蓄積されることもあるようです。

重くなったかな?と思ったらここのサイズも確認するようにしてみましょう。







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