東京圏、2025年には介護人材90万人不足

2015年6月4日木曜日

東京圏、2025年には介護人材90万人不足

有識者団体「日本創成会議・首都圏問題検討分科会」(座長・増田寛也元総務相)が発表した推計値による。

それによると、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県(東京圏)において2025年には、介護人材が90万人不足、介護施設は13万人分不足が不足するという。





2025年には、同地域では介護需要が現在(2015年)に比べて45%も増え、172万人に上るとの試算を公表した。

この数値は全国平均(32%増)を大きく上回り、他地域に比べても突出している。


2025年には団塊の世代が75歳以上となり、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、同年の東京圏の75歳以上人口は現在より約175万人増え、全国の増加数の3分の1を占める。

これに基づいた創成会議の試算によると、在宅と入所の介護需要は2025年には埼玉が現在の51.5%増、千葉は49.8%増、神奈川で47.7%増、東京は37.9%増加し、埼玉、千葉、神奈川の増加幅が際立つ。

さらに入院需要も全国平均の14.1%増に対し、埼玉で24.6%、神奈川で22.5%増、千葉21.9%増、東京は19.8%増となる。この結果、東京圏では医療や介護の人材が2025年には約80万〜90万人不足するという。


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