キャプテン・キッドの財宝発見か

2015年6月4日木曜日

キャプテン・キッドの財宝発見か

伝説の海賊の財宝発見か――? アフリカ東部の島国マダガスカルで5月、「キャプテン・キッド」と呼ばれた17世紀の海賊ウィリアム・キッドのものとみられる沈没船から、銀の延べ棒50キロが見つかった。英BBCなどが報じた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000020-asahi-int



キャプテン・キッドは実名ウィリアム・キッド(William Kidd)。



スコットランド西部生まれの私掠船、海賊船の船長。キャプテン・キッドの別名が広く知られている。

英政府に海賊退治を命じられた後、自らが海賊となった。

その後イギリスに護送され、海賊行為とウィリアム・ムーアの殺人で起訴され、悪名高いニューゲート監獄に投獄される。全ての罪に対して有罪と宣告され、1701年5月23日にロンドンで絞首刑にされる。

キッドは処刑される直前、「自分はある場所に財宝を隠している」と叫び、その場所を説明しようとしたが、処刑人はそれを無視してキッドを処刑してしまったという。この逸話をもとに「今もどこかにキャプテンキッドの財宝が眠っている」という伝説が発生し、エドガー・アラン・ポーなど複数の作家がその財宝を題材とした小説を執筆している。

青空文庫:エドガー・アラン・ポー「黄金虫」


なお中世の銀塊の純度は程度がよくて90%ぐらいのため、銀の延べ棒50キロは約4,000万円弱。

単純な銀塊ではなく歴史的価値があるため、必ずしもこのままの値段で取引されるわけではない。


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